あかんたれブルース

継続はチカラかな

#その他人文科学

一葉の恋と桃の天然水

屠られる羊たち(9) 東大赤門のはす向かいの細い路地の先に お寺さんがあって、ここの桜とハナミズキに ふらふらと誘われたのはもう6年の前のこと そこはね、樋口一葉のゆかりの地でもあった。 樋口一葉ねえ・・・『にごりえ』『たけくらべ』 読んだことは…

鬼でもあるまいし

わずか2ポイントのラララ(3) 強迫症の原因を考えてみたのですが 怖れと不安からだと思うのです。 たとえば、尖端恐怖症は 刃物と人間を殺傷するものが恐いわけですよね。 ふと、剣術(剣道)を考えてみた。 精通すれば「見切り」というのができて たとえ真…

喰らうディアの誘惑

許さざる社会(6) 共通していえることは 「個」の肥大。 肥大化していく個人・自己ということです。 不自然な成長過程によって 自己を保つことが不安定である。 もしくはアイデンティティーの欠如 などから自己認識のための 精神的過食状態に陥るのでしょう。…

年寄りのアイスコーヒー

バックボーンフリー(6) 精神的なものを重要視することを 変に思われるかもしれませんが (古臭いとか) これはとても重要なことで いまの日本はこれが希薄だから この有様なのだ。 第一世界大戦の後ぐらいの 20世紀初頭、科学の発展にとても重要な ヒント…

そんなものに影響されてるのお?

やまさんの返信でベストパートナーは50:50 と記してしまいましたが これを額面通りとるとなんか張り合ってしまいそう ですね。 なるだけ誤解を生じないための補足として 本日の記事にしてみます。 日本人は、対人関係を上下で認識します。 格上格下とか優劣…

悲しい悪女の正体

悪女って・・・クールとなるのかな? クールは冷たいという訳されるほかに カッコーっていう意味もある。 以前、ある女性に自分の作品を クールと評されたときに、調べました(汗) クールな悪女 抜け目ないシビアな合理主義者 こういうヒロイン像が構築され…

信じることについて

昨日の居残り佐平次の続き 如才ないパワフルな佐平次ですが 人のよい道楽者の若旦那に 「人を信じちゃいけませんよ」という。 佐平次は人を信じていないんだ。 確かに世間師でその根底には 世間の酸いも甘いも知り抜いている。 いや、人間の本質ってものを熟…

だからこそについて

やめときゃいいのに 昨夜のテレビタックル3時間スペシャル 観てしまった。 日・中・韓問題激突っていうのに 釣られたわけだ(汗)。 途中で頭が痛くなって 9時まで、2時間はなんとか我慢しましたが もう限界。風呂入って寝込んでしまった。 制作側の意向とは…

屁理屈について

http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/19111784.html 記事は読まなくていいから この画像みてください。3秒でことは足りるよ。 これは2006年9月の記事です。 弱った子供を狙うハゲタカ・・・ この写真を撮ったカメラマンが ピューリッツァー賞を受賞したかこと…

ハイソについて

ハイソサエティに笑いはないと いったのは人情噺の達人浅田次郎だった。 人を笑わせるにしたって下手だしさ、 つまんないギャグ言っちゃ周りがみんな 義理笑いで「ワッハハハ」っていう。 ロウアーの社会の冗談はもっと全然切れるよ。 ...本当の笑いっていう…

学びの適齢期

かおりくんが学問を志すという。 というわけで何冊が面白そうな本を 紹介したのですが 昨日、おっとそういえばと思い出したのが 『范蠡』を忘れてたなあ、と。 アマゾンで検索したら1円で出展されてた。 送料入れてもたかだか250円程度じゃないか これは掘り…

魔法使いと言葉使いの棚卸し

宗教を宗教学的な見地から大別すると 原始宗教、民族宗教、世界宗教 の、三つに分けられます。 原始宗教はシャーマニズムとか精霊信仰とか そうそうフェチズムなんかもこれに入る。 民族宗教はユダヤ教、ヒンドゥー教、ジャイナ教 などなど。ある民族限定の…

大悪獣ギロンの厄災

ギロンといえば ガメラ映画に登場した対戦相手の怪獣 大悪獣ギロン 包丁のような怪獣でした。 この大悪獣ギロンが世に蔓延っている。 なにかといえばギロンギロンギロン そんなにいいものか? 2006年春から「お金と人生と幸せと」 というブログタイトルでは…

自分とハサミは

七年周期説でそのステージをいい加減に やってたら次はそれに見合ったステージにいく と説明をしたけれど 「じゃあダメじゃん」と絶望し自棄を起こす 人もいそうなので、補足します。 人生に無駄ってことはないってことです。 失敗もまた経験だからね。 近現…

愛が勝つ

結局、なんだかんだいって めんどくさい煩わしいが先に立つ 人間関係ですが これが幸運の鍵だとする(「孟子」) ならば考えてしまう。 ところが、現代人の悪い癖で 一足飛びにそれを手に入れようとする。 誰も博愛だなんていってないのに 先走って 極端な発…

どん底の決定権

大人の恋愛講座(番外) ピンチはチャンスで記事書けと うり坊が歌丸さんなので 三遊亭馬太郎で一席 ピンチはチャンスとはよく申します。 高校野球が好きな方なら よく御存知かと思いますが 九回の表に三点入れられて0-3の 絶体絶命大ピンチ ところが九回の…

老人と馬のポルカ

昨日の昼過ぎ68のオヤジ、いや爺だな(笑) 電話があってなんだかんだと一時間以上 話してしまった。 それはそれで楽しかった。 かれこれ三十年以上の付き合いになります。 原発反対の急先鋒で実際に行動してる人です。 革新派で敵は霞ヶ関!の人。 ただ昔か…

清張の濁ったコンプレックス

生きること死ぬこと愛すること(6) うがった見方 という言葉には、悪意と真実に肉薄するという 二通りの意味があるようです。 「ねえねえ見て見てあの人キレイ」 「どうせコラーゲンでしょ」 は、どっちかな?悪意30対真実70ぐらい? ケースバイケースなので…

いじけるなイジケ虫

死ぬのが怖くてうつになった奴 うつになって死にたい奴 世の中いろいろだ。 命を拾って道をみいだす者あやまる者 人それぞれ しみじみとそう思う。 生死観かあ 調べものをしていて 司馬さんの短編集をめくっていたら そのなかの一篇をついつい読みふけってし…

観てもいない映画レビュー

トリックスターさんが 『ことの終わり』(1999年)という映画を紹介していた。 馬太郎は観ていない。にも関わらず 考えさせられてしまった。 原作はグレアム・グリーンの『情事の終わり』 公開時はR指定だったそうで、なんとなくわかるでしょう。 トリック…

石原慎太郎氏に愛を込めて

わたしはこれまで石原慎太郎都知事に さほど批判的ではなかった、と思う。 むしろ(日経から)ほとんどのマスコミが 石原氏に批判的な論調なのを不思議に感じていました。 まあ、あの物言いあの態度じゃあ好かれないでしょうが アメリカが一番警戒する政治家…

右翼の真髄は初代大日本正義団に在り

♪人にできなあい デッカーイことを 俺はやるんだあ やありーぬうくうぞ 人生は勝負だぜ 意地のないやあっあ泣き言いうな 見せてやれ ド根性 男一匹ガキ大将 昭和30年代生まれだった御存知の 『男一匹ガキ大将』の主題歌。 初期の週刊少年ジャンプに連載され…

あなたはもしかしたら細川隆元?

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(19) 日本人の戦後の無責任を問題視するなかで そのルーツは植木等だったのか いや細川隆元だったのではないかということで 突然ですが、あなたの細川隆元度チェックチェックです。 目を瞑ってイメージしてください。 あなた…

仁義なき戦いのように

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(15) 相似というものがある。 簡単にいうと似てるものいう意味。で比較相対的な。 よく、判で押したように 「歴史は繰り返される」なんて台詞をいう人がいます。 そうじゃない。歴史は繰り返されてんじゃない。 そのときどき…

朝日新聞第二次社内抗争

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(14) 漱石が朝日新聞に入社してその効果は抜群でした。 文豪の連載小説の効果もさることながら 漱石自ら広告塔をかってでて、各地で講演を行う。 これがまた面白い。文豪はトークも一流だった。 『東朝』では紙面改革の充実に…

近衛と朝日と焼き討ち事件

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(13) 近衛家とは公家の五摂家のひとつで 天皇家に次ぐ格式を有する名門ですが、 明治から昭和にかけて この近衛家の当主であった篤麿と文麿という親子は 数奇な運命で日本の近代史を飾っております。 近衛篤麿は政治家でもあ…

タイガー&ドラゴンもしくは馬ちゃん

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(11) ♪俺の話しを聞け!5分だけでもいい 明治大正昭和、近現代史を俯瞰すれば現代が見えるから そのまんま東のシナ海を渡って僕も行くから君も行け あの頃みたいにダサい大陸浪人になって お前待ってるから急いでこいよ 嗚呼…

いくらあっても足りない金

村山さん、弾はまだ残っとるがよ(6) 津田一派との死闘を制した朝日新聞は 伊藤博文からの政府機密費で経営を建て直し 売上げ日本一となり、東京進出を果たす。 これが『東京朝日新聞』(東朝)となる。 大阪の朝日新聞は『大阪朝日新聞』(大朝) カバの化け…

食前食中食後の福音

固くなに定まった観る念力(3) こういうコメントをもらいました。 わたしはクリスチャンじゃないけれど プロテスタントじゃないけれど この牧師さんのいうことは よくわかる。 なので、そのまま転載します。 内緒さん、有難う。 ・・・・・・・・・・・・・・…

抵抗勢力の正体と実態

ニッポンの教育改革(8) とまあそんなワケで日本の教育問題は重大で その改革は急務なのです。 先週も文部科学省に行ってきましたが 「待ったなし」と若い女性課長がリキんでいました。 誰もがその必要性を感じている。 しかし、この教育改革にも抵抗勢力が…